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歴史民俗資料館 収蔵資料の紹介
金廻四間門樋(かなまわりしけんもんぴ) 
収蔵資料の紹介

輪中で知られるこの地域は、水と闘い共存を目指してきた歴史や生活文化が社会科の教材に採り上げられ、学術研究の対象にもなっています。

平成七年、揖斐川左岸堤防(海津市海津町金廻地内)の地中より、幅4間(約7m)・長さ18間(約32m)の巨大な木造樋門がほぼ完全な形で発掘され、土木史・治水史など各分野で話題となりました。

樋門とはいわゆる排水管の類で、江戸時代には圦樋(いりひ)とも呼ばれ近代にかけて水場地帯に多く築造されています。土地が低く、周囲を堤防に囲まれた輪中では湛水(溜まり水)の被害も深刻で、内部からの排水が大きな課題でした。そのため排水路を整備し、外川への排出口に樋門を設置したのです。 

この四間門樋は明治17年頃設置され、昭和10年頃不用となり埋蔵されたと推定されており、近代産業遺産として後世に残すため一部を復元し、当歴史民俗資料館に保管されています。
この門樋と同型のものが当時、約13km上流の輪之内町海松新田地内にもあったことが史料により明らかですが、現在当時のままの姿を復元・保存する例はこの金廻四間門樋の他にはないだろうと言われています。
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