宝暦治水工事の責任者、薩摩藩家老平田靭負(ひらた ゆきえ)を祭神とする治水神社。
昭和2年の着工以来、実に10年の歳月をかけて完成しました。決死の覚悟で国土の安全を図り、災害にあえぐ輪中の人々を救ってくれた義士たちの偉業は広く共感を得たのでしょう。その檜造りの荘厳な社と緑陰を宿す松林には、人々の義士への感銘が宿っているようです。
神社の北西側、朱色の隼人橋を渡ったところには治水観音堂があります。御堂には治水観音堂大菩薩の御像と、その慈翼に工事の犠牲となられた薩摩義士の位牌が祀られています。
毎年春(4月25日)と秋(10月25日)には義士の遺徳を偲び、慰霊祭が行われています。鹿児島からも多数の方々がお越しになります。
治水神社
治水観音菩薩像
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