「貝塚と古墳」「輪中と低地の農業」「高須藩」を主要テーマに、海津市の歴史や文化を紹介する資料館です。
〒503-0646 岐阜県海津市海津町萱野205番地1
午前9時30分から午後5時まで
(入館は午後4時30分まで)
毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)
年末年始(12月29日から1月3日まで)
一般310円、小中学生150円
(団体30名以上)一般200円、小中学生100円
※障害者手帳(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳)をお持ちの方とその介護者1名は無料です。入館時にご提示ください。
無料駐車場96台(海津市市民プールと共用)
車いすをご利用の方は、門柱に備え付けのインターホンにてお知らせください。職員が介助させていただきます。
「海津の縄文時代」コーナーでは、岐阜県内で海津市内にしかない2つの貝塚遺跡である庭田貝塚と羽沢貝塚について紹介しています。今では海に接していない岐阜県ですが、縄文時代には海が身近にあったことを示す貝殻や魚・動物の骨、人骨、土器などが出土して、当時の人々の暮らしを知ることができます。
第1展示室には、輪中のなりたちや工夫・河川改修の歴史・排水問題・新田開発の歴史・水防活動などについて詳しくわかりやすく学習できる内容になっています。
第2展示室には、輪中低地の当地域で行われた堀田農業のころの農具や民具が並び、現代の農業と比較しながら輪中の知恵や工夫を学ぶことができます。
4600分の1のスケールの大地形模型(高須輪中変遷劇場)は、初めは明治24年の地形を表していますが、ビデオの説明に従って現在の高須輪中が姿を表す仕組みになっています。明治の河川改修前後の対比や土地改良の様子などが一目で見てとれます。
尾張藩主徳川光友の次男松平義行は、元禄13年(1700)所領の半分を高須とその周辺に移され、以後明治維新まで13代続きました。
3万石の小藩ながら名門の誉れ高く、多くの名君を輩出しました。幕末に活躍した会津の松平容保・桑名の松平定敬などは高須藩の出身です。
当館の3階部分に、高須藩松平氏の御館の一部を復元してあります。御玄関から御書院の間にいたる主要部分に、能舞台(一般利用可能)と50畳の広間を加えたものです。
能舞台は一般の伝統芸能愛好者の方々にもお使いいただけます。
海津地区は県内の輪中の中でも低位部に属し、最低位の地域は溜まり水(湛水)に苦しみました。
低湿地帯の農業生産を少しでも高めるために工夫されたのが“堀田”です。現在は土地改良事業により全く姿を消しましたが、資料館前庭に小さいながら復元し、実際に稲を栽培しています。
また、湛水排除のため明治36(1903)年海津町に初めて排水機場ができました。以後各所に設置された排水機のうちの1つが展示されています。別棟には明治中期の建造と推測される木造の大型樋門“金廻四間門樋”が復元保存されており、希望者は見学することができます。
歴史民俗資料館3階に設けられている能舞台は、市内外を問わず日本の伝統芸能愛好者の方々に貸し出しをしており、概ね好評を頂いています。
ご希望の方は直接来館されるか、お電話でお尋ねください。
日本伝統芸能の稽古・発表・鑑賞の場として使用できます。(使用規則遵守)
※このほかに人数分の入館料がかかります。
歴史民俗資料館
住所: 海津市海津町萱野205番地1
電話番号: 0584-53-3232 ファクス番号: 0584-53-3231