南濃町戸田地内にあり、廃棄物の受入れを終了した、戸田一般廃棄物最終処分場において、令和5年6月から7月にかけて浸透水の水質検査を実施したところ、環境基準を超えるヒ素が検出されました。そのため、8月から10月にかけて継続監視を行いました。
処分場の概要や継続監視による調査結果については、次のとおりです。
項目 | 調査検体数 | 試験実施期間 | 調査結果 | 指定基準値 | 最大基準超過倍率 |
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ヒ素 | 1 | 令和5年10月24日 ~令和5年11月8日 | 0.005mg/L未満 | 0.01mg/L | - |
※処分場北東端付近で計測
敷地内浸透水のヒ素濃度について、今後も定期的に測定し、状況を監視します。
項目 | 調査検体数 | 試験実施期間 | 調査結果 | 指定基準値 | 最大基準超過倍率 |
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ヒ素 | 1 | 令和5年6月26日 ~令和5年7月6日 | 0.015mg/L | 0.01mg/L | 1.5倍 |
ヒ素 | 1 | 令和5年7月27日 ~令和5年8月14日 | 0.012mg/L | 0.01mg/L | 1.2倍 |
ヒ素 | 1 | 令和5年9月25日 ~令和5年10月6日 | 0.005mg/L未満 | 0.01mg/L | - |
※処分場北東端付近で計測
自然由来による汚染の可能性が高いと考えられますが、原因は不明です。
なお、これまでの当処分場に関する調査・検査では、基準を超過する数値は確認されておりません。
周辺に住宅等がなく、周囲500m圏内にも井戸がないことを確認しています。
「ヒ素」は、金属と非金属の両方の性質を持つ半金属元素であり、合金の添加材(硬さを高めるため)、半導体の原料、ガラスの消泡剤や脱色剤、花火の着色剤、塗料用の顔料、木材の防腐剤等に使用されています。また、ヒ素は、地殻の表層部には重量比で 0.0005%存在し、水中や土壌中、岩石、大気中に広く存在しています。ヒ素に汚染された井戸水の飲用による慢性の中毒症状としては、皮膚の角質化や色素沈着等が報告されています。
市民生活部 生活・環境課
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