クビアカツヤカミキリは、コウチュウ目カミキリムシ科ジャコウカミキリ属で、体長は2~4cm(成虫)程度の昆虫です。
サクラやウメ、モモなどのバラ科樹木を食害し、枯死させる昆虫であり、生態系や農作物への被害のほか、景観や観光業への影響も懸念されています。
特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律に基づく特定外来生物に指定されており、生きたまま持ち運んだり飼育したりすることは規制されています。
からだ全体が黒く光沢があり、頭部の下(前胸の一部)が赤く、突起があるのが特徴的。
成虫はジャコウのような匂いを放つ。
クビアカツヤカミキリの幼虫は、サクラ、モモ、ウメなど主にバラ科の樹木を食い荒らし、樹木の幹や根からフラス(木くずおよびフンなどの混合物)を大量に排出します。
クビアカツカミキリ(成虫メス)
(写真提供:埼玉県環境科学国際センター)
クビアカツヤカミキリ被害・フラス
(写真提供:埼玉県環境科学国際センター)
クビアカツヤカミキリが寄生する樹木からは、細長い「フラス(幼虫のふんと木くずが混ざったもの)」が出ていることが多く、そのような木を見かけた場合、中に幼虫がいる可能性があります。
ご自身が管理する樹木などでこれらの成虫や、フラスを見つけた場合は、被害拡大防止のため、その場で直ちに駆除または防除をしてください。あわせて、生活・環境課へ報告をお願いします。
市民生活部 生活・環境課
電話番号: 0584-53-3195 ファクス番号: 0584-53-1598